健康診断結果の読み方

健康診断

1. 肥満の判定基準(BMI)

体格指数BMI(Body Mass Index) = 体重(kg)÷(身長(m))÷(身長(m))
例: 身長175cm,体重65kgの人なら65÷1.75÷1.75=21.2で「普通」です.
BMI判定
18.5未満やせすぎ
18.5〜25未満普通
25〜30未満肥満(1度)
30〜35未満肥満(2度)
35〜40未満肥満(3度)
40以上肥満(4度)

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2. 成人における血圧値の分類

収縮期血圧拡張期血圧判定
120未満かつ80未満至適血圧
120〜129または80〜84正常血圧
130〜139または85〜89正常高値血圧
140〜159または90〜99軽症高血圧
160〜179または100〜109中等症高血圧
180以上または110以上重症高血圧
140以上かつ90未満収縮期高血圧

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3. 血液一般検査

(血液検査値については検査会社により正常値が若干異なります)

3.1 赤血球系

  • 赤血球数(RBC)

    酸素や二酸化炭素を運ぶ赤血球の数で,少ないと貧血やさまざまな血液疾患を起こします.男子で4.50〜5.00 ×10^12/l,女子で3.70〜5.00 ×10^12/lが正常です.
  • ヘモグロビン(Hb)

    赤血球が酸素を運ぶために必要で,少ないと貧血を起こします.男子で14.0〜17.0 g/dl,女子で11.2〜15.2 g/dl正常です.
  • ヘマトクリット(Ht)

    血中の赤血球の割合を表し,貧血の種類の指標となります.男子で40.0〜50.0 %,女子で34.3〜45.2 %が正常です.

3.2 白血球系

  • 白血球数(WBC)

    侵入した異物や病原菌から体を守るためのもので,少なくなると免疫力が低下し,さまざまな病気に対する抵抗力が無くなります.4.0〜8.0 ×10^9/lが正常です.

3.3 その他

  • 血小板数(PLT)

    出血時に止血するための材料で,少なくなると血が止まりにくくなり,免疫に異常を起こします.150〜350 ×10^9/lが正常です.
  • 血沈検査

    炎症が存在していると上昇します. 2〜15 mm/1hが正常です.

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4. 血清検査

  • リウマチ因子

    リウマチや肝臓障害で陽性になることがありますが,陽性でも必ずリウマチというわけではありません.0.0〜20.0 IU/mlが正常です.
  • CRP

    炎症などで高くなります.0〜0.29 mg/dlが正常です.

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5. 肝機能検査

  • 総ビリルビン(T-BIL)

    ヘモグロビンの代謝でできる物質で黄疸の有無が分かります.0.30〜1.20 mg/dlが正常です.
  • GOT(AST)

    肝臓や心臓などに含まれる酵素で,高いと,肝炎,心筋梗塞の可能性があります.脂肪肝でも上昇します.8〜38 U/lが正常です.
  • GPT(ALT)

    肝臓などに含まれる酵素で,高いと肝炎,脂肪肝の可能性があります.GPTがGOTより高い場合,ウィルス性肝炎などの疑いがあります.4〜44 U/lが正常です.
  • LDH(LD)

    全身の細胞に含まれる糖分解酵素で,高いと肝機能障害,呼吸器疾患、心筋梗塞,腎不全,ガンの可能性があります.106〜220 U/lが正常です.
  • アルカリフォスファターゼ(AL-P)

    肝臓や胆道の機能を表す値で,多いと肝機能障害,胆道系疾患の疑いがあります.その他の疾患で上昇することもあります.117〜335 U/lが正常です.
  • コリンエステラーゼ(ChE)

    肝臓で作られるため肝機能を知る指標で,高いと糖尿病や脂肪肝,低いと肝硬変や肝ガンなどの疑いがあります.200-450 IU/lが正常です.
  • γ-GTP(γ-GT)

    肝臓の解毒作用に関係する酵素で,アルコール摂取により上昇します。高いと急性肝炎,肝硬変などの疑いがあります.12〜73 U/lが正常です.
  • 血清総タンパク(T.P)

    血清中のタンパク質の総量で,低いと肝硬変,ネフローゼ症候群などの疑いがあり,高いと慢性炎症,血液疾患などの疑いがあります.
  • アルブミン(ALB)

    血中の主要なタンパク質で,低いと肝機能障害,腎機能障害などの疑いがあります.3.90〜5.60 g/dlが正常です.
  • γ-グロブリン

    免疫に重要なタンパク質で,高いとさまざまな慢性疾患,炎症,肝機能障害,腎機能障害などの疑いがあります.0.70〜1.70 g/dlが正常です.
  • A/G比

    血液中のタンパクを構成するアルブミンとグロブリンの比で,低いと肝疾患の疑いがあります.1.45〜2.19が正常です.
  • HBs抗原

    陽性ならB型肝炎の疑いがあります.
  • HCV抗体

    陽性ならC型肝炎の疑いがあります.

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6. 腎機能

  • 尿素窒素(BUN)

    タンパク質が分解されてできた排泄物で,高いと腎不全,脱水などが疑われます.8.0〜20.0mg/dlが正常です.
  • クレアチニン(Crea)

    腎機能の指標となります.多く排泄されている場合,筋肉の疾患や腎機能の障害が疑われます.男子は 0.8〜1.3 mg/dl,女子は0.6〜1.0 mg/dlが正常です.
  • ナトリウム

    腎機能の障害や内分泌疾患などで異常な値を示します.136〜148 mmol/lが正常です.
  • カリウム

    腎機能の障害や内分泌疾患などで異常な値を示します.3.6〜5.0 mmol/lが正常です.
  • 尿酸(UA)

    プリン体が肝臓で分解されたもので,高いと痛風などになることがあります.男子は3.5〜7.9 mg/dl,女子は2.6〜6.0 mg/dlが正常です.

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7. 脂質検査

  • 総コレステロール(T-CHO)

    コレステロールが増えすぎると,動脈硬化をはじめさまざまな成人病の原因となります.130〜220 mg/dlが正常です.
  • LDLコレステロール(LDL-CHO)

    いわゆる悪玉コレステロールで,多いと動脈硬化にいたることがあります.0〜139 mg/dlが正常です.
  • 中性脂肪(TG)

    大切な栄養源ですが,ため込みすぎると悪玉コレステロールを増やし,高脂血症,動脈硬化を招きます.50〜149 mg/dlが正常です.
  • HDLコレステロール(HDL-CHO)

    いわゆる善玉コレステロールで,少ないと動脈硬化にいたることがあります.男子は41〜80 mg/dl,女子は41〜90 mg/dlが正常です.

高脂血症の診断基準

総コレステロール 240mg/dl以上高コレステロール血症
LDLコレステロール 140mg/dl以上高LDLコレステロール血症
HDLコレステロール 40mg/dl未満低HDLコレステロール血症
トリグリセリド 150mg/dl以上高トリグリセリド血症

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8. 耐糖検査

  • 血糖

    血中ブドウ糖値で,高いと糖尿病や内分泌疾患の疑いがあります.空腹時で110以下が正常です.
  • グリコヘモグロビンA1c(HbA1c)

    過去1〜3ヶ月の血中ブドウ糖の平均値を示します.高いと糖尿病や内分泌疾患の疑いがあります.4.3〜5.6 %が正常です.
  • 尿糖

    糖尿病などで陽性になります.

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9. 尿検査

  • タンパク

    腎炎,ネフローゼ症候群,高血圧などで陽性になることがあります.
  • 潜血

    腎炎,尿路結石,尿路感染症などで陽性になることがあります.
  • ウロビリノーゲン

    肝障害で陽性になることがあります.
  • 尿比重

    水分の摂取が多く尿量が多ければ比重が重くなります.1.005〜1.020が正常です.

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